現在の高齢化社会を支える介護従事者は大変ありがたい存在です。
年老いて、体が不自由になったり認知症になった人の介護は、身うちでは限界があり、プロの介護従事者に」お願いするしかありません。
しかし、多くの介護従事者は、腰痛に悩まされているのが現状です。
できるだけ早くリフティングの機械の普及が望まれます。
(2008年2月18日(月)15:02 gooニュースより)
介護従事者の8割に腰痛の経験があることが滋賀医大の北原照代講師(労働衛生学)らのグループによる全国調査で分かった。訪問介護は小規模事業者が多いため実態がつかみにくく、全国規模の調査で実態が明らかになったのは初めて。豪州では人力に頼る要介護者の移動を減らす「ノー・リフティング・ポリシー」が普及しており、北原講師は「負担を減らす介護技術の発展が不可欠」と話している。
文部科学省の助成を受け、05年7〜10月に調査。全国402カ所の介護事業所に質問紙を郵送し、40都道府県395カ所の4754人(うち女性4262人)から回答を得た(回答率72%)。
「現在、腰痛がある」と答えたのは女性の54%、男性の55%。「就労後に腰痛になった」人は女性の78%、男性の76%に上った。就職前に腰痛がなかったのは2203人で、うち74%の約1600人が「介護の仕事について初めて腰痛を経験した」と、介護が腰痛のきっかけになったと回答した。一方、以前から腰痛があった1741人の39%が「悪化した」と答えた。
ノー・リフティング・ポリシーは介護機器や福祉用具を活用することで、人の力だけによる患者の移動・移乗介助を極力少なくしようとする考え方。豪ビクトリア州政府は方針策定に取り組み、98年にプロジェクトをスタート。02年の報告書で「労災請求数が4割減少した」などの成果を公表した。被介護者を持ち上げる際の重量制限については、英国で「介護者が男性なら25キロ、女性は16・6キロまで」、ノルウェーでは「直立姿勢で25キロ」などと法制化されている。
日本では厚生労働省の「腰痛予防指針」があるが、人手によるのが「温かく、いい介護」という意識や、機械への抵抗感などから普及が進んでいない。【蒔田備憲】
<介護従事者>74%が腰痛、39%は「悪化」 郵政民営化のはやわかり
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